CT検査
最先端のCTを導入
最新鋭AIを搭載した全身用64列マルチスライスCT装置
従来のCTと比較して、短時間での撮影が可能なため、息止め時間も短縮できます。結果的に、患者様の負担が軽減されています。また、AIを活用した最新技術を活用しているため、通常よりもX線被ばくを抑えつつ高画質画像で情報を取得することが可能です。
当院のCT検査の特徴
当院のCTの特徴は以下の通りです。
- 短時間で撮影が終了する
- 被ばく量を抑えた体にやさしいCT検査
- 高精細画像で情報を確認できる
- 圧迫感を覚えにくい快適なCT検査
短時間で撮影が終了する
一度に64断面を撮影するマルチスライス検出器が搭載されているため、広範囲を短時間で撮影できます。胸部が4~5秒、胸腹部が7~8秒です。高速に撮影が出来るため、従来のCTと比較して、検査の際の息止め時間が短くなりました。(従来のCTは、10秒~15秒の息止めが必要でしたが、当院のCTは、4秒~6秒に短縮されています。)
被ばく量を抑えた体にやさしいCT検査
AIを活用した最新の画像処理技術を搭載しており、X線の被ばくを83%抑えた身体にやさしい検査が可能です。
高精細画像で情報を確認できる
小スライス厚0.625mmの高精細な画像で情報を確認できます。また、3次元立体画像表示により、複雑な血管走行や病変構造の観察が詳細に行えます。従来のCTでは難しかった微小な病変を確認でき、病変の早期発見に有用です。
圧迫感を覚えにくい快適なCT検査
被検者様が通る開口径は750mmと大きく設計されています。そのため、圧迫感が少なく、安心して検査を受けて頂くことができます。
CT検査について
身体の輪切りの検査
CT検査は、レントゲンを私たちの身体に当てて、通過したレントゲンの強さを検出器で集め、そのデータを基にコンピューターで計算・分析をすることで多様な画像を生成する検査です。 全身の撮影ができますが、中でも脳、心臓・気管支・大動脈・肺などの胸部、腎臓・肝臓・膵臓・大腸などの腹部の病変を的確に画像に映し出すことが可能です。 CT検査をシンプルに表現すると、「身体の輪切りの検査」です。私たちが健診などで馴染み深いレントゲン検査は、言うなれば「レントゲンが身体を通過した影絵を画像にしたもの」であり、病変の診断が難しいなどのデメリットがあります。その一方で、CT検査は輪切りにすることで、mm単位で身体の状態を的確に映し出すことが可能です。 影絵を映す胸部レントゲン検査では、見つかった病変ががんなのか、あるいは血管や骨などが偶然病変のように映っているのか、区別することが難しいです。そのため、追加でCT検査を実施して、輪切りのmm単位で状態を確認し、確定診断を下します。
腹部の疾患 | 胆のう・膵臓・肝臓・腎臓のがん、大腸憩室炎、盲腸(虫垂炎)、腹部大動脈解離、腹部大動脈瘤など |
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胸部の疾患 | 肺炎、肺結核、肺がん、気胸、胸部大動脈解離、胸部大動脈瘤、リンパ節の腫れなど |
脳の疾患 | 脳出血、脳梗塞、くも膜下出血の一部 |
CT検査(造影剤というお薬を使わない検査)の費用の目安
1割負担 | 1,500円 |
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2割負担 | 3,000円 |
3割負担 | 4,500円 |
※検査する部位に応じて費用は変わるため、参考程度にお考え下さい。
検査の進め方
STEP.1
検査の準備のために、衣服やアクセサリーなどの貴金属類を外してください。検査着は当院で準備することもできます。STEP.2
医師の指示をお守り頂き、CT検査機器のベッドに仰向けで寝てください。STEP.3
医師が撮影位置を確定するためのテスト撮影を実施します(5秒程度)STEP.3
CT検査を実施します。(10〜20秒程度)。この時、画像がぶれないようにするため、息を止めて頂く場合があります。(アナウンスに従ってください。)STEP.4
検査中に違和感がある場合、すぐに医師までお伝えください。STEP.5
検査は終了です。 お着替えをして頂き、まずは簡易的に結果をお話しします。数日後に、放射線科専門医による詳細結果をお伝えします。CT検査で守って頂きたいこと
- 金属性のベルト、金属の入った下着(ブラジャー)、ファスナー付きの衣類(プラスチック製のものはokです)
- 指輪、ピアス、ネックレス、ヘアピンなどの貴金属類
- カイロ、湿布、エレキバン
CT検査はX線を使うため以下の方には検査を実施できません
- 妊娠中あるいは妊娠の可能性がある方
また、鮮明な画像を映し出せない恐れがあるため、以下の方も検査ができないことがあります。
- 1週間以内に、バリウムを使った検査を受けている方(腸内にバリウムが残っていると、CT画像が鮮明に映らない恐れがあります)
- 検査中に数秒間静止できない方
検査結果
当院で行ったCTの結果は、まず当日担当医から簡易的に結果をお伝えします。後日、放射線科専門医による結果を書面でお渡ししてご説明します。胸のCTを撮ったところお腹の上部が同時に映り、お腹の方で異常を発見するといったケースもありますので、必ず放射線科医師の結果を最終的にお伝えするようにしています。