大腸カメラ

大腸カメラ検査で大腸がんの早期発見・早期診断

2018年の調査によると大腸がんは、全世界でおよそ180万もの新規罹患者数となり、また86万2,000人もの人がお亡くなりになっています。2030年には、さらに増加するという予測もあります。
その一方で、大腸カメラ検査による腺腫発見率が1%上昇すると、大腸がん発生のリスクが3%下がるという調査報告もあります。
大腸がんの治療や予防のためには、大腸カメラ検査で、大腸がんを早期発見・早期診断する事が重要です。

大腸カメラについて

腸カメラについて大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、肛門から内視鏡を挿入して直腸から盲腸までの粘膜を直接観察する検査です。他の検査では識別困難だった大腸の色調変化や粘膜面の変化まで観察でき、大腸ポリープも発見可能です。疑わしい部分の組織採取や、大腸ポリープを安全に切除することもできます。

大腸がんの正確な早期発見のために

食事やライフスタイルの欧米化に伴い、日本での大腸がんの罹患率は増え続けています。精度の高い内視鏡検査でなければ早期発見ができない病気ですが、早期発見して適切な治療を受ければ日常生活にほとんど影響なく治すことも可能になっています。大腸がんはポリープが大きくなって発症する場合が多いので、ポリープの段階で切除することは大腸がん予防につながります。当院では検査の精度を高めるため、特殊な光の使用や100倍に拡大するなどして見逃しやすい病変の発見と正確な診断を可能にしています。

定期的な検査が早期発見の鍵

定期的な検査が早期発見の鍵すでに日本人女性で一番多いがんは大腸がんで、煙草を吸わない男性の場合も一番多いがんは大腸がんであり、罹患率はまだ上がっていくとみられています。大腸がんになる前のポリープの段階で発見し、切除することで予防することが可能す。40歳をすぎたら、大腸内視鏡検査を定期的に受けることをおすすめします。

大腸内視鏡検査を受けた方がいい理由

2019年がん患者の死亡原因
1位2位3位4位
総合大腸膵臓
男性大腸膵臓
女性大腸膵臓
男性
  • 1位 肺がん
  • 2位 胃がん
  • 3位 大腸がん
  • 4位 膵臓がん

男性に多いがん患者数

女性
  • 1位 大腸がん
  • 2位 肺がん
  • 3位 膵臓がん
  • 4位 胃がん

男性に多いがん患者数

男性女性どちらも、大腸がんは上位を占めています

男性の2人に1人、女性の3人に1人が生涯のうちにがんに罹患する可能性があるといわれています。特に大腸がんは、早期発見できれば抗がん剤や手術をしなくても内視鏡による治療で済む場合が可能です。また、大腸ポリープはそのまま放置していると大腸がんを発症するリスクが高くなりますが切除することで、大腸がんの予防につながります。

大腸内視鏡検査に不安がある方へ

当院の特徴

内視鏡専門医による苦痛の少ない大腸内視鏡検査

当院では、内視鏡専門医による苦痛の少ない内視鏡検査を行っております。鎮静剤を使用し、眠った状態で内視鏡検査を受けることができます。

起きた状態で検査を行いますので、大腸の様子を生Liveで見ていただけます

腸カメラについて当院では、患者様が起きた状態で、大腸カメラ検査の様子を見ていただけます。疑問やどのような状態にあるのかを確認していただくようにしております。
どうしても痛みがある方は、鎮静剤を使用いたしますので、お伝えくださいませ。

無送気軸保持短縮法で腸への負担を軽減

内視鏡挿入時にかかる負担を最小限に抑える無送気軸保持短縮法を採用しています。これは腸管を膨らます前に内視鏡を挿入するもので、腸に負担をかけないように手繰り寄せて畳み込みながら挿入する手法です。

二酸化炭素送気装置でお腹の張りを解消

二酸化炭素送気装置でお腹の張りを解消大腸内視鏡検査では、長く残るお腹の張りを苦痛に感じる方も多いものです。当院では、空気に比べ大腸からの吸収が早く、呼気で安全に排出される二酸化炭素の送気装置を使用することで、検査中や検査後のお腹の張りを解消しています。

大型ハイビジョン液晶モニターによる診察

大型ハイビジョン液晶モニターによる診察当院では、大型ハイビジョンモニターを使って、大腸のより詳細な観察を短時間に行えるようにしています。これによりわずかな色調の変化や凸凹なども発見が可能です。鎮静剤を使わない検査では、リアルタイムで画面をご覧いただくこともできます。

BLIとLCI搭載の世界初新世代内視鏡システム

BLIとLCI搭載の世界初新世代内視鏡システムレーザーを用いているため光源が明るく、大腸粘膜の状態をより詳細に観察できます。「BLI(Blue Laser Imaging)」や「LCI(Linked Color Imaging)」の搭載によって画像強調観察も行えるため、微妙な粘膜表面構造や微細血管など、早期がんの特徴的な変化を発見することも可能です。
当院に導入している「LASEREO(レザリオ)」は、白色光用とBLI用のレーザー光源装置が搭載されています。これは、発光強度比の変更によって白色光観察と狭帯域光観察それぞれに適した光を照射します。加えて画像処理を行うことで4種類の観察タイプを切り替えて使用でき、鮮明な画像を得られますので微小な病変も見逃さずに発見が可能です。

モーニング大腸カメラ検査

通常の大腸カメラ検査は、朝下剤の服用からはじまり昼頃に検査を受けて夕方頃には終わるので一日検査のためにあけておく必要があります。仕事や育児でなかなか検査が受けられない方も、気軽に受けて頂けるように当院では朝9時半からのモーニング大腸カメラを実施しております。
昼過ぎから行う通常の検査と比べて午前中に検査が終わるので、午後からのスケジュールを自由に組むことができます。

大腸ポリープの切除について

大腸がんは、大腸ポリープが成長していく過程で生じます。大腸ポリープががん化していても、早期であれば内視鏡切除で完治することも可能ですが、進行がんになってしまうとリンパ節や肝臓などに転移してしまいます。そのため、ポリープの段階で切除することは、大腸がんの予防につながります。大腸ポリープの大きさや形状にもよりますが、目安として10㎜以上になる前の切除するのが望ましいとされています。
健診などでは大腸がん発見のために便潜血反応の検査を行いますが、実は便潜血反応ではかなり進行したがんしか見つけることができませんし、大腸の奥にあるとかなり進行していても反応が出ない場合もあります。大腸がんリスクの上がる40歳を超えたら、ご自分とご家族の将来を守るためにも大腸内視鏡検査を受けて自分の大腸の状態と、ポリープの有無を確認しましょう。

検査の流れ【下剤がニフレックの場合】

検査前日

・朝食、昼食、はふつう食(ただし、海藻、麺類は禁止)です。
・夕食はかたまりのない液状の食事を軽く摂取し、午後7時以降は食事をしないでください。
    ○;具のない味噌汁、スープ、ヨーグルト、果肉のないゼリー、プリンなど
    ×;ラーメン、そば、食物繊維の多い野菜、海藻、キノコ、豆、こんにゃく、果物など
・水分は、いつも通り飲めます。
・夕食の薬は、いつも通り飲めます(糖尿病薬については飲めないこともあるので予約時に確認してください)
・検査前日 20時頃 、シンラック(下剤)一本を100ccの水に入れてのみます。
・下剤のニフレックを溶かして、検査前日のうちに冷蔵庫にいれてください。

 

検査当日

・朝ごはんは食べないでください。起床後、コップ2杯程度の水かお茶を飲んでください。
・指定された時間から約2時間くらいかけて全量飲みます。飲み方については、説明書をよくお読み下さい。
・歩いたり体を動かすと排便がおこりやすくなります。カスのない薄黄色の水便になると検査ができます。
・便がきれいになっても検査までは、水やお茶をのんで水分補給してください。
・来院前に、飴玉3個程度はなめていただいても大丈夫です。
・気分が悪い、吐気または嘔吐、腹痛がある、顔が青ざめる、めまい、寒気、じんましん、息苦しさ、顔がむくむ、などの症状がでた場合は、下剤の内服を中止し、ご連絡ください。
・朝の薬はのまないでください。
一日中、車や自転車の運転は禁止です。
・予約時間の15分前にはご来院ください。
・検査前後に飲むための飲み物(お茶や水)を、クリニックに持参してください。

 

検査について

・所要時間は15~30分程度です(ただし腸の長さや形、状況により延長します)。検査準備から検査後ぼーっとしたのがなくなるまで合わせると約1~2時間かかります。
・検査着に着替えていただきます。
・鎮痛薬は全例に使用しますが、鎮静薬をご希望される方は、前もってご相談ください。
・必要に応じて組織検査(一部をつまんで顕微鏡で調べる)をすることがあります。
 ポリープがみつかった場合は、小さいものはその場でとれます(ただし、血液サラサラの薬を多く飲んでいる方はポリープを取れない場合があります)。

検査後

・組織検査をしない場合、または組織検査をした場合も、検査終了後から飲食が可能です。
・ポリープ切除をした場合、当日はおかゆと水分のみです。数日間は、アルコールや刺激物の摂取、激しい運動、長時間の入浴などは避けます。
(ポリープ切除時の生活指導について詳しくは同意書参照、)
・組織やポリープ切除の結果は約2週間後に外来にてご説明します。
・血を吐いたり、便に血がまざっていたり、腹痛が続く場合、その他体調がすぐれない場合はすぐにご連絡ください。

その他

・費用は約6000~20000円程度です。ポリープ切除や組織検査の有無、負担割合によってかわりますのでご了承下さい。
・ご都合が悪くなりキャンセルされる場合は、検査の3日前までにご連絡下さい。
・検査についてわからないことがありましたら、診療時間内にお電話でご質問ください。

検査の流れ【下剤がモビプレップの場合】

検査前日

・朝食、昼食、はふつう食(海藻、麺類は禁止)です。
・夕食はかたまりのない液状の食事を軽く摂取し、午後7時以降は食事をしないでください
    ○;具のない味噌汁、スープ、ヨーグルト、果肉のないゼリー、プリンなど
    ×;ラーメン、そば、食物繊維の多い野菜、海藻、キノコ、豆、こんにゃく、果物など
・水分は、いつも通り飲めます。
・夕食の薬は、いつも通り飲めます(糖尿病薬については飲めないこともあるので予約時に確認してください)
・検査前日 20時頃 、シンラック(下剤)一本を100ccの水に入れてのみます。

 

検査当日

・起床後、コップ2杯の水分を飲んでください。
・朝ごはんは食べないでください。
・朝の薬はのまないでください。
・指定した時間からモビプレップ(下剤)を飲み始めます。飲み方の説明書をよくお読みください。
・歩いたり体を動かすと排便がおこりやすくなります。カスのない薄黄色の水便になると検査ができます。
・便がきれいになった後、検査までは、水やお茶をのんで水分補給してよいです。
・来院前に、飴玉3個程度はなめていただいても大丈夫です。
・気分が悪い、吐気または嘔吐、腹痛がある、顔が青ざめる、めまい、寒気、じんましん、息苦しさ、顔がむくむ、などの症状がでた場合は、下剤の内服を中止し、ご連絡ください。
車や自転車の運転は禁止です
・予約時間の15分前にはご来院ください。
・検査前後に飲むための飲み物(お茶や水)を、クリニックに持参してください。

 

検査について

・所要時間は15~30分程度です(腸の長さや形、状況により延長します)。検査準備から検査後の点滴がおわるまで合わせると約1~2時間かかります。
・検査着に着替えていただきます。
・鎮痛薬は全例に使用しますが、鎮静薬をご希望される方は、前もってご相談ください。

検査後

 ・組織検査をしない場合は、検査終了後から飲食が可能です。組織検査をした場合は、状況により食事制限が違うので、検査後に説明します。
 ・組織検査やポリープ切除の結果は約2週間後に外来にてご説明します。
 ・便に血がまざっていたり、腹痛が続く場合、その他体調がすぐれない場合はすぐにご連絡ください。

その他

・費用は約6000~20000円程度です。ポリープ切除や組織検査の有無、負担割合によってかわりますのでご了承下さい。
・ご都合が悪くなりキャンセルされる場合は、検査の3日前までにご連絡下さい。
・検査についてわからないことがありましたら、診療時間内にお電話でご質問ください。

料金表

目安となる金額です。別途、消費税が必要です。

1割負担3割負担
初診(感染症採血含む)約700円約2000円
大腸内視鏡検査のみ約2,500円約7,500円
大腸内視鏡検査+組織検査約3,000~5,000円10,000~16,000円※1
大腸内視鏡検査+ポリープ切除約7,000~10,000円約20,000~30,000円※2

組織検査は、採取した部位の数によって費用が変わります。ポリープ切除も行った部位の数により費用がかわります。

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